活動内容
『狂犬病予防注射事業』
狂犬病は人と動物の共通感染症ですべての哺乳類が感染します。人が感染して発症するとほぼ100%死亡する大変恐ろしい伝染病です。日本では1950年に狂犬病予防法が施行され犬の登録と予防注射が義務付けられてからは、1956年の発生を最後にそれ以降は国内での狂犬病の発生は報告されていません。しかし日本以外のほとんどの国では狂犬病は撲滅されておらず、毎年多くの人が亡くなっています。日本においても近年海外で感染動物にかまれた人が亡くなる事例が複数件発生しており、万全の対策を講じる必要があります。
千葉市獣医師会では千葉県獣医師会と協力して狂犬病予防定期集合注射および各個人動物病院における犬の登録指導を行っています。
『学校飼育動物への協力』
:訪問指導・生活科の授業・診療費補助
現在千葉市内には、動物を飼育することにより生命の大切さを児童に学んでもらうために、ウサギやニワトリなどの動物を飼育している小学校が多くあります。
飼育動物が小学校で適切に飼育できるように、会員獣医師が小学校に訪問し実際に現場を確認して飼育に関する指導を行っています。獣医師の立場から実際に現場を見て指導することによって、飼育環境や食餌などに起因する多くの病気を予防することに役立っています。
また小学校の授業の一環としての生活科の授業を担当しています。飼育指導と同様に、会員獣医師が小学校を訪問して、多くの小学生に命の大切さを学んでもらうために授業を行っています。児童が動物の飼育にかかわる中で、「生きている」ということは何なのかを動物の身になって考え、動物の命について考える貴重な機会になっています。
千葉市獣医師会では飼育指導と生活科の授業のために、年間10~15回ほど各小学校を訪問して活動しています。
また学校飼育動物が病気にかかった際の治療費を千葉市と協力して補助し、小学校における飼育動物の診療を積極的に実施しています。
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『飼い主のいない猫の避妊去勢手術』
千葉市では飼い主のいない猫による糞尿や鳴き声などの苦情が増え、近年社会問題となっています。この問題の解決を図るため、平成23年度から千葉市と千葉市獣医師会が協力して飼い主のいない猫の避妊去勢手術を実施しています。抽選になりますが、千葉市民が応募した飼い主のいない猫は無料で避妊去勢手術を受けることができます。
現在年間300頭を超える猫の手術を行っており、事業が始まってからは動物保護指導センターに持ち込まれる猫の数が大きく減じました。しかしいまだ苦情はなくならず地域によっては猫が減らない所もあるため、市民の皆様への啓蒙活動を合わせて今後も本事業は継続していく必要があります。
『負傷動物の治療事業』
2023年より千葉市獣医師会では千葉市動物保護指導センターと連携し、市内負傷動物の治療事業を実施しております。千葉市動物保護指導センターに搬入あるいは連絡があった負傷・傷病動物を会員病院に搬送し、診断・治療にあたります。
『動物愛護フェスティバルの開催』
千葉市では毎年9月に「動物愛護フェスティバルinちば」を開催しています。千葉市獣医師会では動物のお医者さん体験、動物健康相談、災害対策ブースの出展等を行っています。また千葉県獣医師会主催の長寿動物表彰に協力しています。
『学術セミナーの開催』
千葉市獣医師会では会員向けの学術活動に力をいれており、多くの学術セミナーを開催しています。獣医学の最新の知識の吸収と技術の研鑽となる学術活動は、動物病院に来院された飼い主様の大切なペットを適切に治療するために、とても重要な活動として位置づけられています。